TOKYO SANKA


4時間の残業をこなして帰宅の途につく。でも、真っ直ぐに家には帰れなくて、いつものように街を
歩く。どんなに疲れていても、こうして街を歩いている時は、気分がいい。仕事が終わったら仕事の
事を忘れたくて、頭の中を空っぽにしたくて。真っ直ぐ家に帰って、着替えて、食事をして、お風呂
に入って、パソコンとにらめっこして、寝る。なんて生活はあまりにも当たり前すぎて面白くも何と
もない。外にいる方がイメージが膨らむし、言葉や文章もたくさん沸いて出てくる。とはいってもチ
ープな言葉と文章とイメージだけど。箱崎ICの下で首都高の間から見た月は、少し雲が掛かってい
たけど、綺麗だった。白く柔らかく、写真ではタダの○にしか見えないけど、綺麗な半月だった。
やはり月が出ている晩は、真っ直ぐに家に帰れない。ずっと眺めていたい。


今日、素敵な曲を教えてもらった。そう、そんな感じと歌詞を読んでそう思った。ずっと、そんな風
に思ってた。それを再確認できた曲だった。


ありがとう。



"人はどこに居ても その人のままだよ
離れた誰かも 離れた自分も 生きてるんだよ


勝手に選ばれて 勝手に嫌われた
この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を
この街だけが知ってるよ 育った街への 帰り方を"
                                         "東京賛歌" lyrics by 藤原基央


Today's Tune
東京賛歌 / BUMP OF CHICKEN http://www.youtube.com/watch?v=r3zl9FxES7E