#219 初心


『Above the treetops』


モノクロの写真が上手く撮れるようになりたい。
カラーの写真より、モノクロの方が好きだ。
なんで?って聞かれると、何て答えてよいか分からないけど。
光の輝きがカラーの写真より好きだから。
なんとなく。


ここ数日、多くの事に迷いが生じていた。
自問自答を繰り返しながら、ただ街を歩き、眺めて、光を感じ、
写真を撮る気にも、ブログを更新する気にもならなかった。
そんな時は、無理をしないと決めているから、何もしなかった。


木


自分の中で迷いが生じたとき、必ず読む本。
きっと前にも紹介しているかもしれないけど、また載せる。
”木”を通して、自然の過酷さ、生きることの尊さ、生命の強さを
教えてくれる本。
今までに何度も読んだ、読み返した。


今考えてみれば、30代でこの本に出会って、取るに足らない事に
プライドを感じていた、自分がちっぽけな存在である事にあらためて気がつかされた。
「えぞ松の更新」を読んで、生命の尊さと強さを知った。
「ひのき」読んでただただ泣いた。


迷いは少しずつ消えている。
梢のその上の月が満月になる頃には、迷いはすっかりと消えるだろう。