#220 夕凪

「撮ったど〜!(よゐこ浜口風」


やっぱり水のある所はいいな。
風は穏やかに流れて、夕暮れに照らされて、
寄せては返す波、音。
すべてに春の気配を感じ始めている。
背景に映るビル群がここはやっぱりトウキョウなんだなって思わせる。
でも、ここから見るこの風景は好きだ。
人工的に作られた浜だけど、
アベックばっかりで『ええなぁ〜』って思うけど(泣笑汗)



あらためて写真はいいな。
大した写真は撮ってないけど、同じような風景ばかりだけど、
ファインダー越しに切り取られた1枚の時間の断片は、
撮った者の記憶の中では、その1枚から多くの時間と風景が、
見てくれた人の想像の中では、その1枚から多くの時間と風景が、
それぞれ繋がって、無限に広がっていくから。



知ることもたくさんある。
日の出の時間、日の入りの時間。
月の出の時間、月の入りの時間。
街が動き出す時間、眠りにつく時間。
カラスがいつもの給水塔にとまる時間。
猫がいつもの場所にひなたぼっこしにくる時間。
刻々と変わる空、風、花、木々、そして自分。
この場所で、月を眺めた人が何人いるかな?



毎日が驚きと発見の連続。
この日は、この月を三脚を使わないで撮ることが
可能だというこ事を知ったのが一番の驚きと発見だったかな。