読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

#257 どんな場所であっても


昨日、久しぶりに青空を見た。
青空と言ったって、東京の夏の空ではたかがでしれている。
夏の間に気持ちいい青空が広がるのは、朝の早い時間と台風通過後の数時間だけだ。
高度成長の時代に比べれば、驚くほど空も海も川も綺麗になったけれども、東京都庁の展望台や東京タワーに
昇ってみれば、本当のところはどうなのかよくわかる。
熱気が起こした上昇気流で舞い上がった粉塵のカーテンにぼんやりと映る夕日。
これが夏の東京の姿だ。
夏の間は風が頼り。
風が吹いてくれれば少しは都心からも綺麗な夕日が拝める。
ただ、ありがたい事に私は、東京の端っこに住んでいて、窓が西向きなので、まだマシな夕日をほぼ毎日見る事ができる。
季節がうつろうに連れて、少しづつ陽が沈んで行く場所が変わる様を1年を通して見る事ができるのはありがたい事だ。
多くの友人たちが住む場所、住む国に比べたら、東京の空は空ではないかも知れないけれど、それでも東京の空を
愛してやまないのは、東京で生まれて育った私の郷土愛なのだと思う。
たとえそこがどんな場所であったとしても、生まれ育った場所が一番なんだと思う。



 
2009年4月(左) 2009年7月(右)
 
2009年10月(左) 2009年12月(右)