#294 何歩下がって、一歩進む?

空模様を見て、「雨が降るのが先か、家に着くのが先か?」なんて考えながら
歩いていた季節外れの突然の大雨が降った木曜日。
そう思った数分後にパラパラと雨が降ってきた。
「40分保たなかったか。なかなかうまく行かないものだな...」と思いながら、
急ぎ足で両国橋を渡り、首都高向島線の下で雨宿り。
なかなか止まない雨に、首都高速の下を進んでは止まって、止まっては進んで
の繰り返し。


よく考えてみれば、生きていくってこともこんな事の繰り返しで、思うように
事が運ばないものだから、雨が降って前に進めなかったとしても、それほど大
した出来事じゃない。
前に進めないからといって、焦って前に進んだところで、ズブ濡れになって、
風邪をひくのが落だから、雨が止むまで雨宿りしてるか、できるだけ雨に濡れ
ないように遠回りして、ゆっくり進めばいい。


迷って、悩んで、前に進めなくなったら、進めるようになるまで待てばいいと
思うし、はじめの一歩に戻るのもいいし、心と体がバラバラになっていると感
じたら、一つになるまでジッとしていればいいと思う。
そこそこ長い人生だから、今、多少遅れを取ったとしても、いくらだって取り
戻す時間はあるのだから。


ほら、歌詞にだってあるじゃない。


1日1歩、3日で3歩
3歩進んで、2歩下がる


多分、私自身もこんな風に冷静に考えられるのは、今だからなんだなと思う。
私だって若い頃は、多少やんちゃだったし、悩んで、苦しくて、叫びたくって、
どうしようもない時は、数限りなくあったけれど、そんな事が繰り返し、繰り
返しあったから、今があるんだと思ってる。
来年、4回目の年男を迎えるけれど、今でも満足はしてないし、限りなく前進
したいと思っている。


人生はワンツーパンチなんだよなぁって思うな。