#329 風が吹いて、時が巡る

青空が広がって、いいお天気だったけれども、ピューと北風が吹いて、大きな雲が流れて行った。
午前中はお天気で青空が広がっているのに、午後も3時を過ぎる頃から、雲が出始める。
日々、少しばかり不安定な天気を繰り返しながら、春に向かっている。
高いところに上って見渡せば、景色も霞み始めて、そんな景色を見て、「東京にも春が来たなあ」
なんて思うのもなんとなく悲しい。
そんな変わり始めた東京の空を土手っ淵に座りながら眺めていたら、ある事に気がついた。
「あぁそうかぁ...」
地下鉄を降りて、ホームを歩いている時に時折、思い出す事の意味に今日、気がついた。
もう30年以上も経っているので、今更、気がついても遅いだろうけれど。


呑気というか、鈍感というか。


Against All Odds / Phil Collins