読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

#405 観月 - 8月十五夜

満月が南の空の一番高い所まで登り、西の空に傾き始めると、
月明かりが部屋の中に差し込み始めて、影を伸ばし始める。
影は、満月が西に傾くに連れて、徐々にその姿を伸ばして、
部屋の隅々までに入り込んでゆく。
いつもより明るい満月の夜。
空に浮かぶ雲の陰影もハッキリとわかる。
マンションとはいえ、かなり古い部屋に住んでいるので、
綺麗とは言えないし、多少、お恥ずかしい所もあって、
部屋の中、いっぱいに差し込んでいる月の光とその影を
お見せする事が出来ないのが少し残念。

何と言えばいいのか、何色と言えばいいのか、わからない。
青白くも見えるし、放たれた光は非常に薄い紫というか、
藤色を更に薄くしたような色にも見える。
不思議な空間、不思議な時間。

結局、朝まで起きていた。
眠れなかった。