葉っぱ1枚

動物がスクスク育つのよりも、
植物がグングン育っていく光景を見る方が好き。
物言わず、太陽に向かって、グングンと育っていく生命力は、
本当に見ていて頼もしい。


日に日に葉っぱを大きく広げ、緑を濃くしながら、
その葉っぱいっぱいに葉脈をたくさん伸ばして、
土から、太陽からたくさんの栄養をもらい、
グングン育っていく様子を見ていると、
意味もなく、ニヤニヤとしてしまう。


お気に入りにさせて頂いているブログの「向日葵」成長日記を
見ていると、毎日、朝起きるのが楽しそうで、微笑ましい。


私を植物好きにしてしまった1冊の随筆。
過去にも他のブログサイトでも書いたが、私的バイブル。


木


今でも時折、読み返す。
大自然の中で、自然の猛威と戦いながら、成長する「木」を
美しい響きを持った日本語で書き綴った随筆で、言葉の選択の
仕方は、さすが幸田露伴の娘。
自分を見失いそうになった時に必ず読む本。


私たち人間がどんなにがんばっても、どんなに医学が進歩して、
人間が長生きをすることができたとしても、
植物たちが持っている生命力に勝てるはずはなく、
それは、私たち人間が存在する遥か太古から成長し続けているわけだから。


「たかだか60年生きた私が、100年、200年、1000年生きてきた樹を
 治療するなんておこがましいですよ。
 私は、技術的に葉っぱ1枚も作れないんですから。」


                                     樹木医 塚本こなみ



毎日、今日も太陽に向かってグングンと成長する植物たちに
たくさんの勇気をもらった。