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#327 稲村ケ崎






夏場は多くの人々で賑わうこの海岸も、この時期は国道134号線を通る車の音と江の電が通過する音、
寄せる波と引く波の音、カラスが「カァ〜」と鳴いて、トビが大きな翼を広げて大空を舞う。
稲村ケ崎と聞いて、真っ先に『ジェーン』と頭に浮かんだら、共にバブルを謳歌したお仲間。
特に映画に思い入れがあるわけでも、サザンが好きなわけでもないけれど、頭の中を空っぽにするには、
いい風景と適度なノイズが得られる場所なので割と好きな場所。



名も知らない色鮮やかな鳥。
フサフサ、ホワホワな羽はまだ幼鳥なのか、それともそういう鳥なのか。
カラスの鳴き声を聞くとそわそわしながら、駐車場に止まっている車の下に身を寄せた。
その2m先で数羽のカラスが1羽の鳩を捕食していた。
この鳥はその光景を見て、どう思ったのだろうか。
今も無事でいるだろうか。
それだけが心配。