#366 雨音

雨の日はそれほど嫌いではない。
天気が良いと嬉しくて、浮き足だってしまうような私には、丁度いい天気なのかもしれない。
雨音を聴くのが好きで、部屋に居ても雨音が聴こえるように、窓を少しだけ開けておく。
雨音と街のノイズが混ざり合って、落ち着いた気分で色々な事ができる。
考え事が簡単にまとまったり、何かの作業をしていてもいつもより捗ったりする。
とはいっても、やっぱり青空は恋しいから、窓から見える雨雲を恨めしそうに眺めながら、
『晴れたら何をしてやろうか!』と考える。
雨音を聴きながら、ゆっくりと考える。