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#246 スズメ


「こんにちは、スズメです。
何のことはない、そこいら中で飛び回っている小さい鳥です。
色は非常に地味です。
カッコつけて言えば、アースカラーです。
好奇心旺盛の割には、すぐに逃げます。
基本、お米や麦が好きですが、都会ではそんなことも言っては
いられないので、とりあえず何でも食べます。
お米や麦などが好きなので、害鳥と言われる事もありますが、
長い歴史の中では、「神の使い」とされたこともあります。
京都の伏見稲荷においでの際はご確認してみてください。
ちなみに、日本の米はうまいです。
私たちの社会は年功序列です。
年長者が若い者の餌を横取りすることもしばしばあります。
先日、小枝で羽休めをしていたら、こんな声が聞こえてきました。
『また、部長に手がら横取りされたよ...』
どこの社会でも同じことがあるのですね...お察しします。」


  


スズメLOVEです。
どこが?と言われても困ってしまいます。
ただそこいら中を飛び回っているのを見ているだけでうれしいのです。
以前、町田市と川崎市の奥の方に2年ほど住んでいたことがあるのですが、
ある冬の朝、2階の窓を開けると、朝日の当たる屋根の上で1羽のスズメが
死んでいました。
屋根の上にほって置く訳にもいかないので、土に埋めてあげようと手に取ると、
命が尽きて間もなかったのでしょう、まだ温盛が残っていました。



スズメの瞼は濃いグレーです。
いくつのも皺があって、今にも目を開きそうな感じでした。
私の掌の中にちょこんと乗ってしまうほどの大きさです。
どんな理由で命が尽きたのか。
病気だったのか、寿命だったのか、寿命だとすれば若かったのか、年長だったのか
理由はわかりませんが、その亡骸を見ているうちに妙に愛おしくなってきたのです。
それ以来、よくスズメの亡骸を目にします。
その度に土に埋めてあげるのですが、他人様から見ていると、かなり妙な人かも
しれません。
こんなことがあったから、彼らが元気よく飛び回っている姿を見ているだけで
うれしいのです。