2010-08-08 #273 生きる Life 夕暮れが迫る太陽の光に、トンボの羽がキラキラと輝いていた。 濁り、澱んだ川の中で、熱いアスファルトの上で、濁った都会の空気の中で 何も言わず、何も言えずにひたすらに生きる。 それに引き替え、 私たちは、いつだって、好き勝手に不平不満を言い続けてばかりだ。 彼らの複眼(め)にこの街は、私たちはどんな風に写っているんだろう。