#231

 狭い狭いと思っている日本も、毎日、多くの方のブログを見る度に、実は広い国なんだよなと思います。
日本の西から開花が始まった”さくら”も、3月に少しばかりもたもたしましたが、やっと東京でも満開の
時を満開を向かえました。
 東京のさくらはすでに、緑の若葉がチラホラと見え初め、風が吹く度に、さくらの花びらが風にのって
吹かれ、ひらひらと舞っている光景を見ていると、美しくもあり、儚くもあります。



東京 浜町公園 去年と同じ場所から


 去年と同じ場所から写真を撮り、同じ1年を繰り返しつつも、去年には気がつくことができなかった事
が発見できました。このさくらの花びらの下で、たくさんのおたまじゃくしたちが元気に泳いでいる事を
発見することができたのです。誰がこの花びらの下で小さな命が元気よく生きていると思うでしょう。
 こうして、また1年間、命のリレーが続いて行くのだと思うと、”パッと咲いて、パッと散る”さくらに
多くの物語を感じずにはいられません。
 東京のさくらたちは、もうすぐその花びらを落として、桜色の絨毯を敷き詰めたように公園や道路を
染め上げていきますが、東京より北ではまだまだこれから、街全体が桜色で染まることでしょう。
 そういえば、”さくら巡りをする”と言いながら、まったく巡れていないのは、去年と同じで、去年も
無理やり休みをとって、奈良県の吉野のお山にさくらを見に行くのが精一杯でした。なんだか今年も同じ
ような感じになってしまって、さくらは日々成長しているのに、私はまったく成長していないところが
情けなくなったりもします。
 できれば、少しばかり北上して満開のさくらの下で、ひなたぼっこしながら、Solsbury Hillを聴きた
いなと、画策していますが、どうらることやらです。



2009.04.09



Today's Tune
Solsbury Hill / Kyte http://www.youtube.com/watch?v=EwZHfDh6vlI

Peter Gabrielの名曲"Solsbury Hill"をKyte流アレンジしたものです。オリジナルは柔らかな雰囲気が漂う
アップテンポなんですが、私の好みとしては、KyteがアレンジしたSolbury Hillの方が重厚感があって、オリ
ジナルよりも癒され感がアップしていて断然好みです。